
ちょっと最近太りやすくなった...?
それは、もしかしたら更年期が関係しているかもしれません。
そんな更年期の女性の体重やボディラインのお悩みに関して、どのダイエット方法が一番効果的なのかという1つの答えを導き出した研究結果がありました。
本記事では、2012年の研究内容や結果を踏まえて、更年期女性に最も効果的なダイエット方法について解説していきます。今日から取り入れられる方法についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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閉経後女性の肥満問題と生活習慣改善の重要性


まずは、この研究の背景から簡単に説明していくな!
肥満は万病のもと!
肥満は、心臓病、特定のタイプのがん、糖尿病など、さまざまな病気のリスクを高めることが知られています。
特に閉経後の女性は、ホルモンバランスの変化や代謝の低下によって、体重が増加しやすい傾向があることがわかっているため注意が必要です。
生活習慣の改善で健康リスクを減らせる!
しかし、食事内容を見直したり、運動を習慣にしたりすることで、体重を減らして健康的な体を取り戻せることもわかってきています。
なので、そこまで心配する必要はありません。
こういった背景をもとに、この研究では、閉経後の女性を対象に、
- 食事療法
- 運動療法
- 食事療法と運動療法の組み合わせ
の3つの方法で、体重や体組成にどのような違いが出るかを調べられました。

なるほど!どの方法が一番効果的なのか、気になります!
せやろ?
結果が楽しみやな!
次で見ていくで〜


ちなみに「体組成」は体何でできているかということですよね?
そうそう!
体の筋肉や脂肪、骨、水分など、身体を構成する成分のバランスや割合のことやで。

【研究方法】4つのグループに分けて1年間追跡調査!

では、今回の論文での研究方法について説明していきます。
研究の対象者
この研究では、アメリカのシアトル地域に住む、閉経後の女性439人が参加し、研究対象となりました。
参加者の条件は、以下の通りです。

閉経後で、ちょっと太り気味で、あんまり運動してない人が対象なんやね。
そうやねん。
この年代の女性は、特に肥満になりやすいから、研究対象として選ばれたんやろうな。

グループ分けの方法
参加者は、次の4つのグループにランダムに分けられています。

食事だけ、運動だけ、両方、そして何もしないグループの4つに分けたんですね!
そうやで。こうすることで、それぞれの方法の効果を比較できるんや。

具体的な調査・評価内容
上記のグループ分けを行い、研究の開始時と1年後に、体重、BMI、ウエスト周囲径、体脂肪率、除脂肪体重を測定して、変化が比較されました。

1年間も続けるなんて、すごい!
そうなんや!
長期間の調査やからこそ、信頼できる結果が得られるんやで。

【研究結果】食事療法と運動療法の組み合わせが最も効果的?


じゃ、結果を見ていこか!
今回の研究の結論としては、食事療法か運動療法、またはその両方に取り組んだグループは1年後に体重の減少や体組成の変化が見られました。(何もしなかったグループは変わらず)
中でも、ダイエットには食事と運動の両方に取り組むことが重要であることを示す結果が出ています。
さらに、食事または運動のどちらかだけ取り組む場合は、食事改善の方がダイエット効果が高いことも示され、まずは食事の改善に優先的に取り組む重要性も示唆されました。

やっぱり、両方やるのが一番効果的なんですね。
そうみたいやな。
でも食事だけでも十分効果があるというのは驚きちゃうかな?

では、具体的な数値について以下で見ていきましょう。
体重の変化
今回の研究で分けられた4つのグループにおける1年後の体重の変化は以下の通りです。

食事と運動を組み合わせると、体重が10%以上も減るなんてすごい!
せやろ!
平均で約10kg近くも減ってるからな。
すごいダイエット効果やで。

体組成の変化
体重以外の面でウエストや体脂肪率などの体組成の変化は以下の通りです。
対照群 | 食事療法群 | 運動療法群 | 食事療法+運動療法群 | |
---|---|---|---|---|
ウエスト周囲径の変化(cm) | +1.0 | -4.7 | -2.1 | -7.5 |
体脂肪率の変化(%) | -0.3 | -8.9 | -3.3 | -12.4 |
除脂肪体重の変化(kg) | -0.1 | -1.9 | +0.7 | -1.1 |
ご覧のように、食事療法と運動療法を組み合わせたグループで、体重、ウエスト周囲径、体脂肪率が最も大きく減少しています。

やっぱり、両方やるのが一番効果的なんですね。
そうなんや!
しかも、運動療法グループでは、除脂肪体重(筋肉など)が増加しているのもポイントやで!

研究結果を日常生活へ取り入れるためのヒント

今回の研究結果から、ダイエット(特に閉経後の女性の場合)には、食事と運動の両方からアプローチするのが最適であることがわかりました。
ただ、いきなり両方はかなりのハードルもあるため、どちらか選ぶ場合は食事の改善を優先する方が良いでしょう。
そのほうがより大きなダイエット効果が期待できます。
ダイエットのために行える食事と運動のヒントを以下でご紹介していきます。
食事のヒント
食事については、主に以下を意識してみてください。
特に、カロリーを意識するのが一番効果的です。
おすすめの方法は、プチ断食と言われるもので1日のうちで食事をする時間を8時間に制限するというものです。
これであれば特に量など気にせず時間を守るだけで、自然と200~300kcalほどは摂取カロリーを減らせるとの研究結果もあるので、自然にカロリー制限が行えます。

プチ断食については以下で解説してるから気になる人はチェックしてな!

僕も今日から、おやつを減らして、毎日ウォーキングするぞ!
えらい!
ふく太くんはついお菓子を食べすぎる癖があるからな。笑
一緒に頑張ろうな!

運動のヒント
運動については、主に以下を意識してみてください。
運動はジョギングよりもウォーキングの方がおすすめです。
ジョギングは逆に食欲を旺盛にしたり、ストレスホルモンが増加することなどの問題があるためです。
短時間で効率的に行いたい場合は、HIITという高強度インターバルトレーニングもおすすめです!

無理しない範囲で徐々に始めていくのがおすすめやで!
そんで一番大事なのは、継続な^^
まとめ:閉経後女性の健康と美しさは、食事と運動で手に入る!
今回の研究で、閉経後の女性にとって、食事療法と運動療法の組み合わせが、体重と体組成の改善に最も効果的であることがわかりました。
まとめると以下の結果が示されました。
研究結果まとめ
- 食事療法
体重、体脂肪を減らす効果 - 運動療法
体重、体脂肪を減らし、筋肉を維持・増加させる効果 - 食事療法+運動療法
最も大きな体重、体脂肪減少効果
今日からできることを少しずつ始めて、健康で美しい体を目指しましょう!

諦めなければ、体は必ず変わる!
わしも最近腹出てきたから、ダイエットせな。。。
一緒に頑張ろうな!